ふれあい里親体験談

2020年7月17日

今回はふれあい里親として活動しているパステルメンバーのぶんちゃんに、ふれあい里親について教えてもらいました。

 

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里親と言っても養育里親等々ありますが、私達夫婦はこの中でふれあい里親を委託されてます。

 

里親を知ったのは、たまたま確定申告の書類をもらいに行った時にポスターを見て、「このまま2人だったら、里親やる?」とどちらからともなく話したと思います。
その時の気持ちが冷めないうちに、すぐに西部こども家庭センターに電話しました。
運良く、里親研修がすぐに受講できました。

 

里親の研修も終わり、最初の夏にセンターから「ふれあい里親で小学4年生の男の子Dくんを預かりませんか?」と声を掛けて頂きました。

ふれあい里親は長期のお休み、夏休み、冬休み等、預かります。
子どもとの関係性が築けたら、それ以外の日でも日帰りでも会えます。

 

担当の方から子どもが施設を卒業した時に、【頼れる大人】=【ふれあい里親】、親戚の家みたいに遊びに行けるように「細く、長く付き合って欲しい」と言われました。

 

Dくんが初めて我が家にお泊まりに来た時は、お互いが緊張していました。
彼からは「父さん、母さんと呼んでいい?」って。「何がしたい?」って聞くと、「お父さんと一緒にお風呂に入りたい」と言われたのを覚えています。

 

Dくんがエビフライが好きと話してくれたので、エビフライを作ってあげるとたくさん食べてくれました。

私達に息子が生まれて、夏にBBQをした時は、息子はDくんについてまわり、親戚のお兄ちゃんに遊んでもらってるようでした。
息子は一人っ子なので、お兄ちゃんができたみたいに喜んでいました。

 

Dくんも4月からは中学3年生です。
部活など、なかなか日程が合わず、会えませんが、彼からは「卒業式に来て欲しい」と言われています。
私達にとって最高の言葉です。
彼とは、これからもいい関係を築いていきたいと思っています。

 

里親研修を受講し、審査があって【養子縁組里親】【養育里親】【ふれあい里親】などに登録されます。

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今はふれあい里親を委託されていますが、今後、息子がもう少し大きくなったら短期の養育里親の活動も紹介されています。

 

ぶんちゃんに聞きました 質問コーナー

Q.ふれあい里親ってなに?
A..長期のお休み(GWや夏休みなど)の時や土日など、子どもと私達の予定を調整して泊まりにきたり、お出掛けしたりします。
子どもに家庭的な雰囲気や生活を味わってもらっています。

 

Q.ご主人に相談した際、どんな反応だった?夫婦で研修を受けるの?

A..ポスターを見た時に一緒に居たので、「里親だって。子どもも居ないからやってみる?」とどちらからともなく話したと思います。
数日後に西部こども家庭センターに電話したら、運良くすぐに研修があったので受けました。
研修は夫婦で受けますが、仕事、病気で受けられない時は別々に受けることも。研修の中で里親の種類も詳しく勉強します。


Q.1人の専属?何人かを交互に受ける?

A..私はその子の専属です。その子が高校を卒業して施設を出た後もその子が遊びに来れる【親切の家】みたいになれたらいいなと!

最初の顔合わせ&預かりでマッチングが難しかった場合は、新たに別の子とのマッチングがあります。兄弟は一緒に預かることもあると聞きました。

 

Q.子どもが泊りに来たり、お出かけしたりという日にちは、どのように連絡がくるの?
里親さんからいつなら大丈夫とか連絡?行政?施設?年に何回とか、決まりはあるのかな?

A..西部こども家庭センターから「この期間に預かれる日はありますか?」と手紙が来ます。
手紙での預かる日は夏休みと冬休みです。
ふれあい里親の子どもと何年も関係が続くと、手紙で依頼のある期間と別に連休や日帰りで預かったりします。
最初は西部こども家庭センターから施設へ!と(思って)連絡してもらっていましたが、施設から「センターを通さずに連絡してください」と言われ、センターにも許可してもらい、直接、施設に連絡して子どもとの日程を調整できるようになりました。

 

 

 

 

 

 

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里親さんを支える里親支援専門相談員さんのお話も聞きました☆illust790_thumb.gif

 

仁風園のねなみさんより

 

 

仁方にある「仁風園」は開園71年になる児童養護施設です。

様々な理由で家族と一緒に生活できない子どもたちが仁風園で暮らしています。

仁風園で生活している子どもたちの中にもふれあい里親さんにお世話になっている子どもがいます。


昔と違い、今は施設で暮らす子どもの多くに家族がいます。

そして、家族と交流している子もいれば、交流が途絶えたり、少なかったりする子もいます。

家族との交流が少ない場合、子どもは「家」「家庭」をあまりよく知らずに大きくなっていきます。

そんな中で、ふれあい里親さんが頼りになります。いろんなところに連れて行ってもらったり、一緒にご飯を作って食べたり、買い物に行ったり。ふれあい里親さんとの生活を通して「家庭の暮らし」を知るチャンスになります。


集団生活の施設では、1対1の関わりと、ごくありふれた「家庭の日常」の経験がどうしても少なくなります。

例えば、ふれあい里親さんの家庭ならこんなことが起こります。


<朝、里親のお母さんに「今晩、何食べたい?」と尋ねられた!「カレー」と答えた!夕ご飯が本当にカレーだった!。>

<今日は里親のお父さんと二人で買い物に行った!たまたまタピオカ屋さんがあった!お父さんが「お母さんにはナイショな」と笑って二人で買って飲んだ!>    (子どもの感想より)


この出来事の一つ一つが、その二つを叶えています。


園の子どもたちは普段は施設で暮らして学校に通い、生活の力や学力を身につけていきます。

一方、ときどきふれあい里親さんのところで甘えたり、やりたいことを一緒にしてもらったり、家庭の暮らしを教えてもらったりすることも、子どもの成長には欠かせません。

里親さんは施設とは違う役割をしてくださり、子どもの成長を支えてくださっていると思います。


園には、里親支援専門相談員という里親さん担当の職員がいます。施設ではその職員を中心に、ふれあい里親さんといろんな相談をしながら、子どもの成長を一緒に応援しています。

ふれあい里親さんがますます増えてくださるととても嬉しいです。

 

 

 

 

 

 


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この記事は2020年7月に作成しました。
記事:ぶんちゃん・てんこ
Web:かっちゃん
素材:wanpagubana.gif