アメリカ・ニュージャージーでの子育てママの育児エッセイ
  育児・・・私流。



1月28日、住み慣れたグアムからニューヨークの川向にあるニュージャージー州ウエストニューヨークという町に引っ越してきました。

凛にとっては初めてのまとまった冬です(笑)
主人も仕事で一度家を出たら、4日間は帰って来ないというスケジュールになったこともあって、私と凛は何日も二人っきりで過ごす日が増えました。

窓から見える景色も寒々とした灰色で、これまでに感じたことのない孤独感を味わいました。
「なんとかしなきゃいけない」と思いつつも、知らない土地で一歩間違えれば高速道路に乗らざるをえないドライブに出る気にもなれず、時間が過ぎていきました。

時差ぼけから脱出するころ、同じ階に住む日本人のママがお茶に誘ってくださったんです。
うれしいことに凛と3ヶ月違いの女の子がいらして、子供たちもすぐに仲良くなりました。

慣れない土地でのこういう誘い。
本当に本当にありがたいです。
たった30分でもなんだか救われたような気さえしますね。

外国だからといわけじゃなくて日本でもこういう状況ってありますよね。

グアムからこちらへの引っ越しの期間が2ヶ月あったのですが、その間12月と1月を広の実家で過ごしました。
「くれくれば」「ひろひろば」には毎日のように通ったし、ゆめタウン、そごうにも足繁く通いました(笑)

だけどやっぱり日本でも孤独を感じていたんですよね私。

「なんでなんでしょう?」と少し逃げ腰に話しをすすめるつもりでしたが、私が思うことを正直にここに書いていこうと思います。

凛を連れてショッピングへ行った時のこと、凛がアンパンマンの乗り物に乗って遊んでいると、同じ年齢くらいのお子さんが乗りたそうに凛を見つめていました。
アンパンマンの乗り物にはアンパンマンとメロンパンナちゃんの2体乗るところがあるんですね。なので凛が乗っているんだけど、実はもう一人乗れるの。で、私はそのお子さんに「乗りたい?」と聞いたら「うん」と言うので乗せてあげました。
だって自分の子供一人乗せているんだから、便乗したからってお金は一緒だし、子供にとってはそうすることのほうがむしろ自然な成り行きではないかしら?
それに気付いたその子のママ「ありがとう」と言ってくれたけど、それ以上の会話はなかったわ。

はいっ、ここで孤独感。。。笑

デパートやスーパーの子供の遊べるスペースではもっと積極的に会話をしてもいいんじゃない?
もちろん忙しい時や急いでいるとき、話す気分じゃないときもある。他人と話すことが嫌な人もいるかもしれないけど、私はおしゃべりが好きです。
無理して付き合いはしないけど、人とのコミュニケーションは好きです。

逆に子供を遊ばせているのがママじゃなくて「おじいちゃん、おばあちゃん」の場合は必ずと言っていいほど、会話が生まれます。
「何歳ですか?」
「背が高いわね」
「髪が長いね」
「しっかりしてるね」
子供という「話題」があるんだから話すことは絶対にあるんだもん。

もうひとつ、広場に行く時の、建物の入り口からエレベーターまで、そしてエレベーターの中。広場にたどりつくまでに「この人も広場に行くのかしら?」と感じたことはないですか?
そういうときも、なんだか目を合わせずにいたりすることがあるでしょう。
それがたまらなく嫌です。
目があったら「おはようございます」とか「こんにちは」と言いたいですよね。

はいっ、ここでも孤独感。。。というか違和感ですね。
こういう気持ちって私だけが感じているものかしら?

明らかに同じ年頃の子供を連れている人がいたら、やっぱり目が向くし、目があったら挨拶するのが自然な成り行きだと思うの。その成り行きに逆らっているからなんか変な気分になるんだよね。

前に、広場に行った後、ゆめタウンでうろうろしていたら、あるママが声をかけてきてくれました。「今は実家にいるの?」「広場でみかけたから」と。。。
そのママもすごい勇気で話しかけてくれたんだって!!
そして一緒にお茶をして後日一緒にお出かけをしたり、仲良くさせてもらってるの。

確かにタイミングが難しい時もあるけどね、もっともっと会話をしたい。
友達に発展しなくてもいい「世間話」がしたいわ(笑)

お友達が数人できると満足しちゃうかもしれないけどね、こういう孤独を感じたことが誰にでもあるはずでしょ、もっともっと声を掛け合いたいと思いませんか?

私はお友達との連絡をこまめにとることがすごく苦手でなんです。
だけど、ママ同士だったら分かり合えるでしょ。
全然連絡とってなくても次回合った時には昨日の続きのように話をできるはずです。
いろいろ深く考えるより日々の会話をちょっと楽しもうと思えたらいいですよね。
最近は、私と凛の行動範囲も少し広がってエレベーターに乗っているときに声をかけたりかけられたりしたきっかけで日本人のママ友もできました。
エレベーターを降りるときに「今度一緒に遊びましょうねー」と大きな声で言ってくださったママもいます。
名前もどこに住んでいるかも分からないママだったんだけど、人づてに電話がきて本当に一緒に遊ぶことができたの。

こういうことがあるようになってからは、こちらでの暮らしの不安は一気に減りました。
分からないことがたくさんある暮らしのなかで「誰かに聞くことができる」という安心感は本当に力になります。

海外に住んでいるということで、日本人同士の助け合いや子供がいるママ同士の気遣いがとても感じられます。
私も積極的に声をかけなきゃと思いますね。
同時にこういう助け合いが日本だとどうしてできないのかなと考えさせられます。

まずは「挨拶」からですよね。
こちらでは知らない人でも目が合えば「ハロー」と挨拶します。
その人が子供を連れていたらその子にも挨拶をします。
お花を持っていたら「きれいですね」犬を連れていたら「かわいいですね」そういう日常の会話が私たちの心には必要なんだと思います。

私と凛は新広駅をよく使いますが、朝駅にいらっしゃるおじさんたちとも挨拶をしてすごく仲良くなりました。
同じ時刻の電車に乗ることが多かったのでイギリス人の男性とも「ハロー」からお友達になれました。

こんな私ですが、日本に帰ると途端に日本人になってしまって、声をかける回数が格段に減ります。。。なんか声をかけにくい空気があるのよね。

だけど次回日本に帰ったら、積極的に挨拶から始めたいと思います。

新しいニュージャージーでの生活。
私なりにがんばっていこうと思います。

  この記事は2008年7月に作成されました。

バックナンバー
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VOL.7
パパパとマママ
VOL.6
グアムのトイレトレーニング
VOL.5
手作り甚平さん!!
VOL.4 字をキレイに書きたい!!
VOL.3 ラスベガスで初めて誕生日をお祝いしました!!!
VOL.2 10ヶ月にて、保育園デビュー!!
VOL.1 子育てとは命を守ること
  Pumi Anderson
   呉市出身。
   2001年…グアムにお引越し、のんびり暮らす。
   2003年…アメリカ人の夫と結婚。結婚式の前日、夫のリストラ発覚・・・
  テキサス州のヒューストンに移り住む。
   2004年…夫が会社に呼び戻され、迷ったあげく再度グアムで
  暮らすことに決める。
   2005年…切迫早産を乗り越えて、めでたく長女誕生。
   2007年…ニュージャージー州へお引越し。歩いて10分でマンハッタン
  という今までとは全く違う都会暮らしに!本当のアメリカ生活に・・・・
  現在、長女凛と一緒にアメリカ、日本を飛行機で飛び回りながら
  超自己流で育児奮闘中。
  パイロットの娘だけあって、一ヶ月半から国際線をバリバリ乗り回している凛。
  少々常識はずれなところもあるけれど、
  家族3人健康で幸せに毎日暮らしています
記事:Pumi Anderson 構成、 Web作成:てんこ
イラスト:Uちゃん
Web素材提供:
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