足育講座 ~子どもの靴、私の靴、ちゃんと選んでる?~

2016年9月16日

夏休み、くれパステルでは子どもの足の成長と靴についてのお話「足育講習会」を開催しました。

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朝日町で「あんずの木」というボディーワークスペースを開いておられる、ボティーワーカー津村幸子先生に子どもの足と靴についていろいろとお話を聞きましたので、
ぜひ、お子さんの足について考え、靴を買うときの参考にしてみてください。

 

初めに

脳の中には自分の骨格の地図ができているそうです。
それがあいまいになっていると、地図がクリアでないので使い方がおかしくなってくることがあるんだとか。
足の骨は片足26個で形成されているそう!実際の骨の模型で見てみると骨の数の多さがよくわかります。

 

足の構造上とっても大切なのが3点アーチ。
きれいなアーチでないといけないのに、アーチがくずれていると、足が疲れたり痛くなったりします。
足の問題は体全体の問題に繋がってくることも。DSCN2618.jpg

 

子どもの足のトラブルで多いものの中に、「浮き足」というものがあります。
それは、足の指がしっかり地面に接着しない状態だそうで、立っているとグラグラする。体がゆらゆらしてしまう・・・小学生でも子どもでも腰痛になる。骨盤でグラグラを止めようとするのでカチッとかたまってしまう。そうすると背中がずっと緊張している状態になります。
脳の中が緊張の指令をずっと出してしまって、座っていても安定せず、首、頭、目が痛い原因になることもあります。
靴が小さすぎて指が縮こまってしまったり、大きすぎて足が靴の中ですべるなど、合わない靴を履いている、または、普段からあまり歩いていない足に多いそうです。

そうならないためにも、6歳ぐらいまでにしっかり裸足で歩いてアーチをしっかり作ることが大切。
そして、遺伝的なものもありますが、産まれてからどういう風に足を使っているか、歩いているかがアーチにとても影響しているということでした。

子どもの靴選びに必要なことを先生に教えてもらいました。

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まずは、フットプリントを取って、一人一人の足のサイズや特徴をみます。
1、子どもの足のサイズをしっかりわかっていますか?
子どもの足のサイズは日々成長しています。
靴は、幼児~小学校低学年ぐらいだと3カ月ごとにチェック。
中学生ぐらいまでは半年に1回はチェックしましょう。

2、お下がりの靴はやめましょう。
一人ひとり足の形が違います。
重心のバランスも違うし、左右対称ではありません。
前の子どもが履いたクセがついて靴底のすり減った状態で履くと、そこでゆがみが生じます。
あきらかに靴底がすり減っている靴は履かせないようにしましょう。

3、足幅が重要。ヒモ靴が一番理想的です。
靴は長さで選ぶのではなく、足の幅で選び、靴ひもでしっかりと締められるのが理想です。
靴が大きいと靴の中で横揺れが発生し、アーチが崩れてしまいます。
しっかりとヒモを締めて、アーチがしっかり形成されるようにしましょう。
練習すれば小さい子どもでも靴ひもを結ぶことはできます。
ヒモは上ではなく横に締め、平らなタイプかキャタピラン(ゴムの靴ヒモ)が良いでしょう。
幅は広くても問題ないと思いがちですが、不安定になってしまうので体には悪いです。
足がむくむ原因にもなります。
幅がぴったりした靴を履くとむくみがなくなる場合が多いですよ。
足幅の部分をしっかりヒモで締めて、足首の部分(マジックテープ)は締めすぎない!
こうすると、疲れにくくなります。

4、中敷きが外せるのであれば、はずして足を合わせてみましょう。
長さは1センチ程度余裕があるのがいいです。
中敷きから指がはみ出ていたらアウトです。

5、靴はかかとに合わせましょう。
トントントンと3回かかとを合わせてからサイズを確認します。

6、サンダル選びは、指が中で滑らないものを選ぼう。
指先が曲がったまま(縮めるクセ)固定されてしまう恐れがあります(ハンマートゥ)。
かかとがあり、足の甲がしっかり固定できるものを選びましょう。

7、靴底は、前のアーチ部分がよく曲がり、かかとが硬く厚みがあるものを選びましょう。
かかとは出っ張っているのが成長している証です。
かかとがしっかり成長すると立っているのが楽になるんですが、よくかかとを踏んで靴を履いたりしていると、かかとが成長できず、出っ張りが少ないため、立つのが楽でなくなるそうです

靴のサイズには、長さの他に、足の一番大きい部分の回り(足囲・足幅)サイズというものがあります。
メーカーに問い合わせてみるのもいいかもしれません。
また、同じ足の長さでも、メーカーによってサイズも若干違うので注意が必要です。

靴選びのポイントはたくさんあるんだなぁととても勉強になりました。

次に、先生に靴の疑問をぶつけてみました。


Q.足が速くなる靴というのが売られていますが、それって体に影響はないの?asiiku.jpeg
A.トラックを走るために作られているものは、靴底が左右対称ではありません。
走ることをメインに作られているので運動会ならいいかもしれませんが、普段履きではないので注意しましょう。
普段は左右対象でないと体を安定させた生活はできません。

Q.足にあまりよくない靴はありますか?
A.・ヒール靴
サンダルなど、女の子の靴は子どもサイズからヒールがあるものが多く出回っていますが、ヒールはアーチを崩します。
アーチをくずすと姿勢にもよくありませんし、女の子は更に子宮にも影響も出ることもあります。
たまのオシャレならいいかもしれませんが、オシャレな靴は普段履きにはよくないかもしれませんね。
・ブーツ・長靴
足が滑るので、安定しません。
滑るのを止めることもできないのでお勧めしません。
・スクールシューズ(上履き)
メーカーによって大きさや幅も違い、長さだけで選んでいては足がすべります。
一日のうちでもかなりの時間履くことになるので、できればゴムではなくマジックテープタイプのもので、足の甲を揺れないように固定させてください。
Q.サイズが少し大きいと中敷きを勧められますが、中敷きを入れてもあまりサイズは変わらないような・・・あれって意味があるの?
A.薄っぺらいものを入れても意味がありません。
もし入れるんでしたら、きちんとアーチがついているタイプの中敷きを入れてください。

 

Q.お母さん向けに何か情報はありますか?
A.ヒールを選ぶ時は、ストラップがあるものを選ぶとアーチが固定されて楽に歩けます。
 
Q.靴幅まで見てもらえる靴屋さんが呉にありますか?
A.呉や広島市内には足(足育)に特化した靴屋がないようです・・・。広島県で足育に真剣に取り組まれていて、私が一番信頼している靴屋さんは、元靴メーカーで開発をされていて靴の構造から機能的な履き方から教えてくださる福山の靴屋さんですね。

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Q.子どもの体に影響がある靴以外のグッズはありますか?
A.抱っこひもやスリング
抱っこひもの中にも、関節を不自然な形ではめ込んでしまい、子どもの股関節に悪影響が出るものもあります。
ママが楽な抱っこひもではなく、子どもが自然にM字開脚できる体勢ができるものを選びましょう。
スリングも、丸まっていると呼吸が苦しくなります。本当に小さい間はいいかもしれませんが、骨格の形成ができてくるとよくない場合もあるので使う時期に気をつけましょう。

DSCN2637.jpg ちゃんと靴紐を結ぶと、足が軽い!!
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講習の最後、足が安定するとどういうふうに違うのかを輪ゴムで体感してみました。
手を組んで下からひっぱってもらいます。DSCN2638.jpg DSCN2640.jpg
次に輪ゴムを足にはめて、もう一度ひっぱってみると・・・
安定感がすごく出るのがわかる!!
これにはみんなびっくり!!
小学生の娘も驚いていました!!

 

最後に

靴以外で大切なことは、
・子どもを外で遊ばせる!
・家の中で靴下を履かせない!
この2点だそうです。

 

足の指をしっかりとトレーニングすると頭の地図が鮮明になり、脳の足の指を意識させ、しっかりと立つことができます。
ぜひ家族で実践してみましょう。
≪トレーニング方法≫
・指で鉛筆を挟んでお絵かきをする
・ハンカチを親指か小指に挟んで綱引きをする(足指綱引き)
・スポンジをつかんで移動させる

元気に過ごすためには靴を気をつけることも大事!
「自分に合った、足が疲れない靴を履く」
この数センチ違いが人生に影響を及ぼすかもしれません!!

取材者の感想

★ 子どもの靴選びは大事とは知っていましたが、本当にあった靴を履くことは体にとって大切なんだということを具体的に知ることができました。目からうろこの情報ばかりでとても勉強になりました☆
気をつけるポイントをしっかり聞くことができたので、今後の靴選びに役立てたいと思います。(かっちゃん)
★靴選びは大事、足に合わない靴はいけない、と思ってはいても、じゃぁどういう靴選びをしたらいいのか、どうして、合わない靴がいけないのか、ということがわかっていなかったのですが、今回先生にお話ししていただいて、やっぱり靴選びは大事だ!と思いました。次に靴を選ぶときは、先生のお話を思い出しながら、私も子どもも、しっかり足の幅を見て、試足(?)して靴紐しっかり正しくしめて足にあっているか確かめようと思いました。それにしても、いつもの靴が、靴紐をちゃんとしめただけで、足がとっても軽かったのは本当にびっくりでした!(てんこ)

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ボディーケアサロン あんずの木
広島県呉市朝日町4-1 3階
090-3742-4588

ボディーワーカー 津村さちこ

この記事は2016年9月に作成されました。

イラスト提供:いらすとや

記事:かっちゃん

写真:マッキー

WEB:てんこ