「叱り方」ってむずかしい

2011年2月7日

姫宮さんからのお話し

「叱る」と「しつけ」は違うもの

叱ることとしつけは混同しがちですが、全く違うものです。
叱ることは、してはいけない事、危ない事を強い調子で注意する事。しつけとは、人として生きていく為に大切な事を伝えることです。叱りきれない…とお悩みのママも、無理に叱らなくてはと思う必要はありません。往々にしてそんな時、実は叱るほどのことではなかったりするものです。
命に関わることや本気で伝えたい時のみ、叱ること(しつけ)が必要なのです。

子供に脅しは効きません

子供って、親が「置いていくよ」って脅しても、「そんなこと言ってもお母さんは絶対自分を置いていかない」ってちゃんとわかってるんです。だから脅しは効きません。本気で伝えたいときは実行あるのみ! 本当に置いていかないとわかりません。
「鬼が来るよ」のような脅しは、子供が小さいうちは有効ですがそのうち効力がなくなります。

男の子の叱り方、女の子の叱り方のコツ

男の子は基本的に理屈が苦手なので、前置きや説明なしで単刀直入に。静かに、落ち着いた声でひと言で。
普段は物静かだけど、何かのときにはズバッと言うお母さんのひと言は効きます!
女の子には理論立てて説明を。女の子は説明を欲しがります。何でもおしゃべりしてコミュニケーションを図って!

叩いていい箇所、いけない箇所

頭、手、脚、顔はなるべく叩かないようにしましょう。 なぜなら、親にとって叩きやすい箇所は叩くことに抵抗がなくなり癖になりがちだからです。
おすすめは「お尻」。それも子供を抱えてお尻を出して叩くことです。 これは親にとっては労力を要するので癖になりにくく、また体勢を整える間に気持ちの整理が付くからです。 子供にとっては抱きしめられるということで、痛いけど傷つきにくい利点があります。
※ただし自尊心が芽生え始めた頃(年長以上)からはTPOを考えて。その場合、後で落ち着いた場所でなぜ叱ったのか、(例:あなたが大切だから)理由を説明してあげてください。

親が複数いるときの叱り方

他人の子育ては変えられないし、介入できません。親子セットでいる時期は、例えばけんかした子全員に体罰をする親御さんなどがいたとしたら、自分の子供に危険が及びそうなら親子セットでその場を離れるのがベターです。

叱った後のフォロー

叱られて、大泣きしてパニック状態の子供には、静観…見守るという姿勢を示しましょう。家の中で、安全な状態であれば大丈夫です。

きょうだいの子育て

子供が「(きょうだいと自分と)どっちが好き?」と聞いて来たら、それぞれに「あなたが一番」と答えてあげましょう。 きょうだい同時に聞いて来たら、「みんな一番」と答えましょう。 愛情は計れないから…うそにはなりませんよね!

「思ったようにはならないが、したようにはなる。」

子育て真っ最中の人がやりがちなことは、上から浴びせかけて叱ってしまうこと。
子供って、自分の思ったようにはならないけれど、したようにはなります。 自分の子供への接し方が、子供の性格をつくります。 最近怒りっぽいなと感じた時は、ちょっと子育てから離れて自分の好きなことをしてみたり、ファミリーサポートを利用するなど、リフレッシュをしてみてはいかがでしょうか?

親から子へ与えられるもの

子供が本当に欲しいもの。それは物でもお金でもない、愛情です。愛情をいっぱい与えてください。

みんながんばって育てている。それでいい。

みんなの中に答えはあります。 子育ての「楽しい」は今のこの時期にたくさんあふれています。楽しい子育てをしてください。


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